「絵本の読み聞かせで、子どもの食への興味を引き出せないかな?」と考えたことはありませんか?
『しろくまちゃんのほっとけーき』は、ホットケーキを作る過程を「ぽたん、ぷつぷつ、やけたかな、まだまだ」といった擬音で表現した絵本です。1〜3歳の子どもは、この音のリズムに夢中になり、何度も「読んで」とせがむようになります。
この記事では、『しろくまちゃんのほっとけーき』の擬音が1〜3歳を夢中にさせる理由と、絵本から親子クッキングへつなげる楽しみ方を紹介します。最後まで読むと、絵本と料理を組み合わせた食育のヒントがわかります。
『しろくまちゃんのほっとけーき』ってどんな絵本?基本情報
『しろくまちゃんのほっとけーき』は、1972年10月にこぐま社から発売された「こぐまちゃんえほん」シリーズの一冊です。わかやまけん、もりひさし、わだよしおみの共同制作による、シンプルで温かみのある絵柄が特徴の絵本です。
あらすじ
しろくまちゃんがお母さんと一緒にホットケーキを作ります。卵を割って、牛乳を入れて、材料を混ぜて、フライパンで焼く。焼きあがったら、お友達のこぐまちゃんを呼んで、ふたりで「おいしいね」と食べる。そんな、子どもの日常にある小さな喜びを丁寧に描いたストーリーです。
作者わかやまけんと「こぐまちゃんえほん」シリーズ
作者のわかやまけんさんは、もりひさし、わだよしおみとともに「こぐまちゃんえほん」シリーズを手がけました。このシリーズは、0〜3歳の子どもが身近に感じる出来事(お出かけ、おやつ、おふろなど)を、鮮やかな色とシンプルな線で表現しています。『しろくまちゃんのほっとけーき』は、その中でも特に人気の高い一冊です。
1972年発売のロングセラー、50年以上愛される理由
1972年の発売以来、50年以上にわたって読み継がれているロングセラー絵本です。絵本ナビでは798件以上のレビューが寄せられ、「子どもが何度も読んでとせがむ」「擬音のページで必ず笑う」といった声が多数あります。シンプルな喜び(食べる・作る・分かち合う)が、世代を超えて支持される理由です。
1〜3歳が夢中になる「ぽたん、ぷつぷつ」擬音の魅力
『しろくまちゃんのほっとけーき』の一番の見どころは、見開きいっぱいに描かれたホットケーキが焼ける場面です。この場面では、ホットケーキがフライパンの上で変化していく様子が、擬音とともに12コマで描かれています。
見開きいっぱいのホットケーキが焼ける場面
「ぽたあん どろどろ ぴちぴち ぷつぷつ やけたかな まだまだ」といった擬音が、リズミカルに並びます。子どもはこのリズムに引き込まれ、何度も繰り返し読みたくなります。焼き色が変わっていく様子も視覚的に楽しめるため、1〜3歳の子どもが飽きずに見つめ続けます。
年齢別の反応(1歳・2歳・3歳)
絵本ナビなどのレビューでは、年齢ごとに楽しみ方が変わるという声が多く見られます。
- 1歳ごろ:卵を落とすページで「あっ!」と反応する、「ぽたあん」「ぷつぷつ」といった擬音を一緒に声に出す姿が報告されています
- 2歳ごろ:卵を割る、材料を混ぜる動作を真似して楽しむ子が多いとされます。繰り返し読みたがる傾向もあるようです
- 3歳ごろ:焼ける場面を飽きずに眺め、擬音を覚えて一緒に声を揃えて読めるようになるという声があります
擬音を楽しむ読み聞かせのコツ
擬音のページは、リズムをつけて読むと子どもの食いつきが変わります。以下のコツを試してみてください。
- リズムをつけて読む:「ぽたあん」「どろどろ」「ぴちぴち」「ぷつぷつ」のリズムを強調すると、子どもが一緒に声に出しやすくなります。
- 指で差しながら読む:焼き色が変わっていく12コマを、指で順番に差しながら読むと、視覚的にも楽しめます。
- 子どもと一緒に擬音を言う:「次は何かな?」と聞きながら、子どもに擬音を言ってもらうと、参加型の読み聞かせになります。
絵本から親子クッキングへ — ホットケーキを一緒に作ろう
『しろくまちゃんのほっとけーき』を読んだ後、実際にホットケーキを作ると、絵本の世界がリアルに体験できます。ホットケーキは、親子クッキングの入り口として最適な料理です。
なぜホットケーキが親子クッキングに最適なのか
ホットケーキ作りには、次のような利点があります。
- 材料・工程がシンプル:市販のホットケーキミックスを使えば、卵・牛乳・ミックスの3つだけで作れます。
- 小さい子でも参加可能:卵を割る、材料を混ぜる、トッピングを選ぶなど、年齢に合わせたお手伝いができます。
- 失敗しにくい:多少混ぜすぎても、焼き加減が不揃いでも、美味しく仕上がります。
- 食育のきっかけになる:自分で作ったものを食べる体験は、食への興味を引き出すと言われています。
パパでもできる簡単ホットケーキレシピ
市販のホットケーキミックスを使った基本レシピを紹介します。
材料(3枚分)
・ホットケーキミックス 150g
・卵 1個
・牛乳 100ml
作り方
1. ボウルに卵を割り入れ、牛乳を加えて混ぜる。
2. ホットケーキミックスを加え、粉っぽさが少し残る程度にさっくり混ぜる。
3. フライパンを中火で熱し、濡れ布巾の上で一度冷ます。
4. 生地を高い位置から流し入れ、弱火で3分焼く。
5. 表面にプツプツと穴が開いたら裏返し、2分焼く。
絵本の「ぽたあん」「ぷつぷつ」を実際に再現できるので、子どもも大喜びです。
年齢別のお手伝いポイント
子どもの年齢に合わせて、できるお手伝いを任せてみましょう。
- 1歳〜:材料を見る、混ぜる様子を観察する、焼ける音を聞く(五感を刺激する体験として)
- 2〜3歳:卵を割る(親がボウルを支える)、材料を混ぜる、フルーツやチョコチップをトッピング
- 4歳〜:生地を流し込む(親がサポート)、焼き加減を見守る、ひっくり返すタイミングを教える
絵本の擬音を実際に再現してみる楽しさ
クッキング中に、絵本の擬音を声に出してみましょう。
- 生地をフライパンに流すとき:「ぽたあん」
- 生地が広がるとき:「どろどろ」
- 泡が出始めるとき:「ぷつぷつ」
- 焼き色を確認するとき:「やけたかな? まだまだ」
絵本の世界を実際に体験することで、子どもは絵本への親しみがさらに深まります。
親子クッキングで育つ「食育」の効果
親子クッキングは、単なる料理の手伝い以上の価値があると言われています。絵本から始めることで、子どもが食に興味を持つきっかけになることが期待できます。
五感を刺激する体験(見る・聞く・触る・嗅ぐ・味わう)
ホットケーキ作りでは、次のような五感の体験ができます。
- 見る:卵の黄色、生地の白、焼き色の変化
- 聞く:卵を割る音、泡立つ音、焼ける「ジュー」という音
- 触る:卵の殻の感触、生地のとろみ、温かいホットケーキ
- 嗅ぐ:焼ける甘い香り、バターの香り
- 味わう:自分で作ったホットケーキの味
五感をフル活用する体験は、子どもの食への興味を広げると言われています。
食への興味と好き嫌い克服のきっかけに
自分で作ったものは食べたくなる、という心理があります。普段は野菜を食べない子でも、自分でトッピングしたフルーツやホイップクリームなら喜んで食べることがあります。料理に参加することで、食材への親しみが生まれることが期待できます。
達成感と自己肯定感を育む
「自分で作った」という誇りは、子どもの自己肯定感を育むと言われています。親子で一緒に作り、「おいしいね」と分かち合う体験は、絵本のしろくまちゃんとこぐまちゃんの姿とも重なります。
『しろくまちゃんのほっとけーき』はどこで買える?
『しろくまちゃんのほっとけーき』は、Amazon・楽天などのオンライン書店、実店舗の書店、絵本専門店で購入できます。
Amazon・楽天などのオンライン書店
Amazon、楽天ブックス、セブンネットショッピングなどで取り扱いがあります。価格は990円(税込)です。レビューを参考にしながら、他の絵本と一緒に購入するのもおすすめです。
実店舗の書店・絵本専門店
全国の書店、絵本専門店で取り扱いがあります。こぐま社の公式サイトからも購入できます。実物を手に取って、ページの厚みや色合いを確認してから買いたい方は、書店での購入がおすすめです。
関連グッズ・セット商品の紹介
絵本以外にも、関連グッズがあります。
- しろくまちゃんのほっとけーき 夢のふくふくセット:ミニ絵本としろくまちゃんのぬいぐるみ、ホットケーキと小さなお皿がセットになった商品(3,740円・税込)。プレゼントにも喜ばれます。
- チロルチョコ<しろくまちゃんのほっとけーき>:2022年に発売されたコラボ商品(ホットケーキ風味のチョコレート)。ファミリーマートなどで取り扱いがありました。
- こぐまちゃんシリーズ他作品:『こぐまちゃん おはよう』『こぐまちゃんとどうぶつえん』『こぐまちゃんのみずあそび』など、シリーズで揃えるのも楽しいです。
まとめ:絵本と親子クッキングで、子どもの「食べる喜び」を育もう
『しろくまちゃんのほっとけーき』は、「ぽたん、ぷつぷつ、まだまだ」という擬音のリズムで、1〜3歳の子どもを夢中にさせる絵本です。見開きいっぱいに描かれた焼ける場面は、子どもが何度も繰り返し見たくなる魅力があります。
絵本を読んだ後に、実際にホットケーキを作ると、絵本の世界がリアルに体験できます。材料・工程がシンプルで失敗しにくいホットケーキは、親子クッキングの入り口として最適です。パパも一緒に楽しみながら、子どもの食への興味を引き出すきっかけになることが期待できます。
絵本と料理を組み合わせることで、子どもの「食べる喜び」を育んでみませんか?


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