『きょうのおやつは』わたなべちなつ|鏡が立ち上がる仕掛け絵本を三姉妹のパパが解説

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「子どもが何度も繰り返し見たくなる絵本がほしい」「料理に興味を持つきっかけを作りたい」――そんなパパママに紹介したいのが、わたなべちなつの「鏡絵本」シリーズの第1弾『きょうのおやつは』です。

2014年に出版され、ページを開くと鏡が立ち上がってホットケーキを焼く工程が立体的に見える、独特な仕掛け絵本。子どもが「自分が作っているように見える」体験ができる、画期的な一冊です。

三姉妹のパパとして、この絵本のユニークな魅力と楽しみ方を紹介します。

目次

『きょうのおやつは』ってどんな絵本?基本情報

項目 内容
作・絵 わたなべちなつ
出版 福音館書店
初版 2014年
シリーズ 「鏡絵本」シリーズ第1弾(『おひるねしましょ』『よるのきかんしゃ、ゆめのきかんしゃ』など続刊)
対象年齢 2歳〜小学校低学年

主人公は、お母さんと一緒におやつを作る子ども。ホットケーキの材料を混ぜて、フライパンで焼いて、お皿に盛りつける――この一連の工程を、鏡を使った仕掛けで立体的に体験できます。

「鏡絵本」とは?──ページが立ち上がる新感覚

『きょうのおやつは』の最大の特徴は、ページに鏡が組み込まれていること。本を90度に開いて立てると、左ページと鏡に映った右ページがつながって、立体的な世界が出現します。

① ホットケーキが「ふくらむ」体験

フライパンの中のホットケーキが、鏡の効果で本当にふくらんで見えます。「うわっ、ふくらんだ!」と子どもが驚く瞬間が、毎回のページで起きます。

② 自分の手や顔も映り込む

鏡なので、子ども自身の顔や手も映り込みます。「自分が絵本の中にいる」ような感覚で、絵本との一体感が高まります。

③ 絵本がインタラクティブ体験になる

普通の絵本は「見る」ものですが、『きょうのおやつは』は「動かして体験する」絵本。ページの開き方を変えると見え方が変わるため、何度読んでも飽きません。

あらすじ:おやつ作りの工程を一緒に体験

子どもとお母さんが、おやつにホットケーキを作ろうとします。卵を割って、牛乳を入れて、混ぜて、フライパンに流して、焼いて、ひっくり返す――その一つひとつの工程が、鏡の仕掛けで立体的に再現されます。

最後にホットケーキを皿に盛って、シロップをかけて、いただきます。シンプルな物語ですが、鏡の効果で「自分が作っている」感覚が強くなります。

料理絵本としての価値

「料理を絵本で体験する」絵本は『しろくまちゃんのほっとけーき』が定番ですが、『きょうのおやつは』は鏡というギミックでさらに進化しています。

絵本を読んだあとに、実際にホットケーキを作ると、絵本で見た工程をリアルに体験できます。料理への興味を引き出す入り口として、最高の一冊。

▼ 関連記事:『しろくまちゃんのほっとけーき』絵本から始める親子クッキング

「鏡絵本」シリーズ全体の紹介

わたなべちなつの鏡絵本シリーズは、以下の作品が刊行されています。

  • 『きょうのおやつは』(2014年)――ホットケーキ作り
  • 『おひるねしましょ』(2016年)――お昼寝の風景
  • 『よるのきかんしゃ、ゆめのきかんしゃ』(2017年)――夜の汽車旅

テーマは違いますが、どれも鏡の仕掛けで立体感を楽しめる構成。1冊気に入れば、シリーズで揃えたくなります。

年齢別の楽しみ方

2〜3歳:鏡そのものを楽しむ

ストーリーの意味は分からなくても、鏡に映る自分や立体的な絵に夢中になります。「きらきら」「うつってる」と指差しながら遊ぶ時期。

4〜5歳:物語と仕掛けの両方を楽しむ

ホットケーキを作る工程を理解しながら、鏡の仕掛けにも反応する年齢。「次はどうなるかな?」とワクワクしながらページをめくります。

小学校低学年:仕掛けの仕組みを観察

「どうやって立体に見えるんだろう?」と仕掛けの仕組みに興味を持つ年齢。光の反射や鏡の使い方を一緒に観察すると、科学への入り口にもなります。

▼ 関連記事:三姉妹のパパが選んだ絵本ベスト30|年齢別おすすめ

パパが読み聞かせるコツ

① 90度に開いて見せる

普通の絵本のように平らに開くのではなく、90度に立てて見せるのがポイント。子どもの目線の高さに合わせて、ゆっくり開いてあげると、鏡の効果が最大に発揮されます。

② 「ふくらんだね」「映ってるね」と声をかける

鏡の効果に気づくたびに、子どもと一緒に驚く声を出します。共感の声かけが、絵本との時間を特別なものにします。

③ 読み終わったら実際にホットケーキを焼く

絵本を読んだあとに、本物のホットケーキを焼く流れを作ると、絵本の体験がリアルになります。「絵本と同じことしてる」と子どもが大喜び。

▼ 関連記事:読み聞かせが苦手なパパ必見!3分で楽しめる絵本10選

こんな家庭におすすめ

  • 子どもが料理に興味を持つきっかけがほしい
  • 仕掛け絵本・体験型絵本が好き
  • 絵本を読むだけでなく、何度も触って遊びたい
  • 『しろくまちゃんのほっとけーき』が好きだった子に、次の一冊を
  • 2〜小学校低学年で長く楽しめる絵本を探している

まとめ:絵本が「体験」になる一冊

『きょうのおやつは』は、鏡の仕掛けで絵本を「体験」に変える、わたなべちなつの代表作です。ホットケーキを焼く工程を立体的に体験できる構成は、子どもの好奇心を強く刺激します。

絵本を読んだあとに、実際にキッチンに立つ流れができれば、料理への興味も自然に育ちます。仕掛け絵本としての楽しさ、料理絵本としての実用性、両方を兼ね備えた一冊です。

シリーズで揃えるか、1冊だけ手に取るか――どちらでも、子どもとの絵本タイムが豊かになります。

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この記事を書いた人

三姉妹のパパ「たっさん」です。
育休10ヶ月を取った30代会社員。
家族で実際に楽しんだ絵本・まんが・アニメを、
年齢別おすすめ・正直レビュー・パパ目線で発信しています。

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