絵本を縦に開いたら、子どもの目が輝いた
「数字に興味を持ち始めた子に、楽しく学べる絵本はないかな」と探していませんか?
『100かいだてのいえ』は、縦に開いて読む珍しい絵本です。1階から100階まで、指で数えながら登っていく。それだけで子どもが夢中になり、自然と数への興味が育ちます。
三姉妹(小1・年少・9ヶ月)と読んできた中で気づいた、数を数える楽しさを引き出す読み聞かせのコツと、シリーズ4冊の選び方を紹介します。「縦開き絵本の発見」と「数への好奇心」を育てる一冊です。
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『100かいだてのいえ』ってどんな絵本?基本情報
『100かいだてのいえ』は、いわいとしお作・偕成社から2008年に発売された3〜6歳向けの絵本です。縦に開く独特の造本が特徴で、発売以来ロングセラーとなっています。
作者・出版社・対象年齢
作者のいわいとしおさんは、メディアアーティストとしても活躍する絵本作家です。代表作には『いわいさんちへようこそ!』『どっちが強い!?』シリーズなどがあり、子どもの好奇心を刺激する作品を多く手がけています。
対象年齢は3〜6歳。特に数を数え始める3〜5歳に人気です。縦長のページをめくりながら「10、20、30…」と10階ずつ登っていく仕掛けが、幼児期の数への興味を引き出します。
あらすじ
主人公のトチくんは、ある日空から「あそびにおいで」という手紙を受け取ります。100階建ての家を目指して、1階から階段を登り始める。10階ごとに住んでいる動物が変わり、それぞれの生活が描かれています。
リス、カエル、テントウムシ、ヘビ…と階が上がるごとに新しい住人が登場。それぞれの部屋には細かい描き込みがあり、何度読んでも新しい発見があります。最後は100階でサプライズが待っています。
縦開きという新しい絵本体験
『100かいだてのいえ』の最大の特徴は、縦に開いて読む造本です。一般的な絵本は横開きですが、この絵本は縦長。ページを下から上へめくることで、本当に階段を登っている感覚を味わえます。
縦116cm×横12cmの迫力ある見開きが、子どもの想像力を刺激します。「絵本ってこんな開き方もあるんだ」という発見が、読書への興味を広げます。
なぜ3〜6歳が『100かいだてのいえ』に夢中になるのか
『100かいだてのいえ』が幼児期の子どもに人気な理由は、発達段階にぴったり合った工夫があるからです。
数を数える楽しさが自然に育つ
3〜5歳は数への興味が芽生える時期です。「10まで数えられるようになった」「20、30と飛ばして数えられる」という成長が見られます。
この絵本は10階ごとに区切られているため、10の概念を理解しやすい。1階から10階、20階、30階…と10ずつ増える仕組みが、数の規則性を感じ取る助けになります。
各階の細かい描写が探索欲を刺激
各階には、その動物ならではの暮らしが細かく描かれています。リスの階にはドングリの貯蔵庫、カエルの階には水場、テントウムシの階には小さな部屋がいくつも。
1回読んだだけでは見きれない細部が、何度も読み返したくなる理由です。「あ、ここにこんなものがあった」という発見が、子どもの観察力を育てます。
縦開きの「特別感」が集中力を高める
普通の絵本とは違う縦開きという形式が、子どもに「特別な絵本」という印象を与えます。縦に長いページを広げる行為自体が、読書への期待感を高めます。
実際に階段を登るような感覚が、物語への没入感を深めます。トチくんと一緒に100階を目指す冒険が、子どもの想像力を刺激します。
パパ目線で実践!数を数えながら読むコツ
『100かいだてのいえ』は、ただ読むだけではもったいない。数を数えながら読むと、子どもの学びと楽しさが何倍にもなります。三姉妹と試してきたコツを3段階で紹介します。
基本の読み方:10階ごとに一緒に数える
「10、20、30…」と10階ごとに声に出して数えます。子どもと一緒に数えることで、数の規則性を体感できます。
最初は親が数え、慣れてきたら子どもに数えさせる。「次は何階かな?」と問いかけることで、数の予測力も育ちます。
応用編:指で階段をたどりながら読む
ページをめくりながら、指で階段をなぞります。「1、2、3…」と1階ずつ数えることで、数と視覚が結びつきます。
小さな子には親が指を持って一緒にたどるのも効果的です。触覚を使うことで、より深く記憶に残ります。
上級編:「次は誰が住んでるかな?」と予想する
10階ごとに住人が変わる仕掛けを使い、「次は何の動物が住んでるかな?」と予想させます。子どもの想像力と観察力を引き出すやりとりです。
2回目以降は「ここにドングリがあったよね」「カエルさんは何してた?」と細部を思い出すクイズも楽しめます。記憶力を鍛える遊びにもなります。
年齢別の反応と楽しみ方(三姉妹の実例)
年齢によって『100かいだてのいえ』の楽しみ方は変わります。三姉妹の反応をもとに、年齢別のポイントを紹介します。
3〜4歳:数を数える楽しさに目覚める
3〜4歳は数への興味が芽生える時期。10、20、30と数えることに喜びを感じます。まだ100まで数えられなくても、10ずつ増える感覚は理解できます。
この年齢では、数を数えることと同時に「リスさん可愛い」「カエルさんのお部屋広い」といった感想も多く出ます。動物への興味と数への興味が混ざり合う時期です。
5〜6歳:細部の発見と予測を楽しむ
5〜6歳になると、各階の細かい描写に気づくようになります。「ここにベッドがある」「リスが食べてる」といった観察力が育ちます。
また、「次は何階?」という予測にも答えられるようになります。数の規則性を理解し、自分で計算する楽しさを味わえる年齢です。
小学生:100階の意味を理解し、算数への興味へ
小学生になると、100という数の大きさを実感できます。「1階から100階まで登るのは大変だ」「10階ずつで10回」といった理解が深まります。
算数の授業で習う「10のまとまり」を視覚的に理解する教材にもなります。読み聞かせから、一人読み・算数の補助教材へと役割が変化します。
シリーズ4冊の特徴と選び方
『100かいだてのいえ』にはシリーズが4冊あります。それぞれテーマが異なり、どれから読んでも楽しめます。
シリーズ全4冊の違い
| タイトル | 主人公 | 特徴 |
|---|---|---|
| 100かいだてのいえ | トチくん | 地上の家、基本編 |
| ちか100かいだてのいえ | クウちゃん | 地下へ潜る、逆方向 |
| うみの100かいだてのいえ | テンちゃん | 海の中、海洋生物 |
| そらの100かいだてのいえ | シジュウカラのツバメくん | 空へ登る、雲の上まで |
どれも縦開きで、10階ごとに異なる住人が登場する構成は共通です。違いは舞台と登場する動物。子どもの興味に合わせて選べます。
最初の1冊におすすめは?
初めて読むなら、シリーズ第1作の『100かいだてのいえ』がおすすめです。地上の家という親しみやすい設定で、基本の楽しさを味わえます。
動物好きなら『うみの100かいだてのいえ』、乗り物や冒険好きなら『そらの100かいだてのいえ』など、興味に合わせて選ぶのも良いでしょう。
シリーズを揃えるメリット
シリーズを揃えると、比較する楽しさが生まれます。「地上と地下でどう違う?」「海と空ではどんな生き物が住んでる?」といった会話が広がります。
4冊並べて「どれが一番好き?」と聞くと、子ども自身の好みが見えてきます。興味の方向性を知る手がかりにもなります。
『100かいだてのいえ』のここが惜しい!デメリット
良い絵本ですが、購入前に知っておきたい注意点もあります。
縦長なので収納しづらい
縦116cm×横12cmという縦長サイズは、一般的な本棚には入りません。横にして置くか、専用の収納場所を用意する必要があります。
図書館で借りるのも一つの方法です。気に入ったら購入する、というステップがおすすめです。
0〜2歳には少し早い
対象年齢は3〜6歳。0〜2歳の赤ちゃんには、数の概念がまだ難しいため、反応が薄い場合があります。
数を数える楽しさを感じ始める3歳以降がベストタイミングです。早すぎると興味を持ちにくいので、成長を見ながら導入しましょう。
細かい絵が多く、一度に全部は見切れない
各階の描写が細かいため、1回の読み聞かせで全ての細部を見るのは難しい。逆に言えば、何度も読み返す楽しみがあるということです。
「今日はリスの階をじっくり見よう」といった部分読みもおすすめです。全部読まなくても十分楽しめます。
『100かいだてのいえ』を賢く買う方法
『100かいだてのいえ』は、書店・Amazon・楽天ブックスなどで購入できます。特別な付録やセット販売もあるので、用途に合わせて選びましょう。
定価と購入先
定価は1,320円(税込)です。Amazon・楽天ブックス・書店で同価格で販売されています。ポイント還元を考慮すると、普段使っている通販サイトでの購入がお得です。
シリーズまとめ買いがお得
シリーズ4冊セットで販売している店舗もあります。まとめ買いで送料無料になる場合があるので、シリーズを揃えたい方はセット購入がおすすめです。
図書館で試してから購入も賢い選択
図書館には『100かいだてのいえ』シリーズが揃っている場合が多いです。まずは借りて子どもの反応を見てから、気に入ったものだけ購入するのも賢い方法です。
縦長で収納しづらいという特性上、本当に気に入った1冊だけ購入し、残りは図書館で楽しむという使い分けもおすすめです。
『100かいだてのいえ』はAmazon・楽天ブックス・絵本ナビなどで購入できます。
よくある質問
何歳から楽しめますか?
対象年齢は3〜6歳です。数を数える楽しさを感じ始める3歳以降がおすすめです。0〜2歳には少し早い場合があります。
シリーズはどれから読むべきですか?
初めてなら第1作の『100かいだてのいえ』がおすすめです。地上の家という親しみやすい設定で、基本の楽しさを味わえます。
縦開きは子どもでも扱えますか?
3歳以降なら、親と一緒にめくることで扱えます。最初は親がサポートし、慣れてきたら一人でめくれるようになります。
数が苦手な子でも楽しめますか?
楽しめます。数を数えることだけでなく、動物の暮らしや部屋の細部を見る楽しさもあります。数への興味を強制せず、自然に触れる機会として使えます。
まとめ:『100かいだてのいえ』は数への好奇心を育てる絵本
『100かいだてのいえ』は、縦に開くという新しい絵本体験と、数を数える楽しさを組み合わせた一冊です。3〜6歳の「数に興味を持ち始めた」時期にぴったり合います。
パパ目線で実践したコツは3つ。
- 10階ごとに一緒に数える
- 指で階段をたどりながら読む
- 「次は誰が住んでるかな?」と予想する
シリーズ4冊はどれも個性的で、興味に合わせて選べます。まずは第1作から始めて、気に入ったら他の作品も試してみてください。
数への好奇心は、幼児期に育てると算数への苦手意識を減らせます。『100かいだてのいえ』で、楽しく数に触れる時間を作ってみませんか?

