「絵本を選ぶとき、シリーズものってどれから読めばいいか迷いませんか?」
『11ぴきのねこ』は全6作のロングセラーシリーズ。累計451万部を超え、50年以上読み継がれてきた名作です。でも「どの順番で読むべきか」「最初の1冊はどれがいいか」は意外と情報が少ない。
三姉妹と絵本を読んできた経験から、パパ目線でシリーズ攻略法と年齢別の楽しみ方をお伝えします。
『11ぴきのねこ』ってどんな絵本?基本情報
累計451万部を超え、50年以上読み継がれてきた馬場のぼるさんの代表作。絵本ナビでは196件以上のレビュー、こぐま社を代表するシリーズです。
あらすじ(第1作)
いつもおなかをすかせた11ぴきのねこたちが、力を合わせて大きな魚を捕まえに行く物語。途中で出会ったおじいさんねこに「かんばんにきをつけろ」と忠告されますが、欲張りなねこたちは看板を無視して大騒動に巻き込まれます。
作者について
文・絵ともに馬場のぼるさん。1969年の第1作から1996年の第6作まで、27年続いたシリーズです。馬場さんは「道徳的でない絵本」を意識し、「完璧じゃないキャラクター」で子どもの想像力を育てることを目指しました。
50年の実績と愛される理由
発表から50年以上経っても「古さを感じない」と評され、保育園・幼稚園の定番です。絵本ナビでは「何度読んでも飽きない」「子どもが爆笑する」という声が多数。
ねこたちは「欲張り・ずるい・間抜け」。だからこそ子どもは親近感を持ち、「失敗しても大丈夫」と受け取れます。
なぜ『11ぴきのねこ』は50年も愛され続けるのか?
理由1:完璧じゃないキャラクターの魅力
絵本の主人公といえば「優しい」「勇敢」「賢い」が定番。でも11ぴきのねこは「欲張り」「看板を無視」「失敗する」。絵本ナビでは「子どもが『ダメだよー』と突っ込みながら楽しんでいる」という声が多数です。
「完璧じゃなくても大丈夫」。このメッセージは育児中の親にも優しく響きます。
理由2:協力する楽しさと冒険のワクワク
11ぴきが力を合わせて大きな魚を捕まえる場面。協力する楽しさを自然に伝えます。絵本ナビでは「冒険の流れが楽しい」「展開が予想外」という評価が目立ちます。
読み聞かせでは「ふんばれ!」「もっと引っ張れ!」を声に出すと、子どもが一緒に応援したくなる。パパが声色を変えれば、さらに盛り上がります。
理由3:シンプルな絵と分かりやすいストーリー
馬場のぼるさんの絵はシンプルで温かい。ねこたちの表情がコミカルで、文字が読めない子どもでも絵だけで楽しめます。絵本ナビでは「3歳でも理解しやすい」「繰り返し読んでも飽きない」という声が多数。
ストーリーは「出発→冒険→失敗→帰還」。分かりやすく、初めて読む子どもでもスッと入り込めます。
シリーズ6作の読む順番と選び方(パパ目線の攻略法)
シリーズは全6作。発表順に並べましたが、「必ずこの順で読まなければいけない」わけではありません。ただし、最初の1冊としておすすめなのは第1作『11ぴきのねこ』です。
最初の1冊なら『11ぴきのねこ』(第1作)
発表年:1969年
あらすじ:大きな魚を捕まえに行く冒険。看板を無視して大騒動に。
おすすめ理由:シリーズの原点。キャラクター設定や世界観が分かりやすい。
パパ目線のポイント:「力を合わせる場面」で声を張って読むと盛り上がります。
クリスマスに読むなら『11ぴきのねことあほうどり』(第2作)
発表年:1972年
あらすじ:コロッケ屋を始めたねこたち。あほうどりを捕まえようとしますが…。
おすすめ理由:ストーリーの展開が予想外で面白い。冬の季節に読むと雰囲気が合います。
パパ目線のポイント:「コロッケ」「あほうどり」という言葉が子どもに新鮮。
労働と対価を学ぶなら『11ぴきのねことぶた』(第3作)
発表年:1976年
あらすじ:大きな花の下で働くねこたち。ぶたに騙されて…?
おすすめ理由:「働く」「騙される」というテーマが新鮮。4〜5歳向け。
パパ目線のポイント:「働いたらご飯がもらえる」という因果関係が分かりやすい。
宇宙冒険を楽しむなら『11ぴきのねこふくろのなか』(第4作)
発表年:1982年
あらすじ:袋の中に入ったねこたちが、協力して脱出する物語。
おすすめ理由:脱出劇のハラハラ感が楽しい。協力の大切さを学べます。
パパ目線のポイント:「どうやって脱出するか?」と子どもに問いかけると盛り上がります。
体を動かす楽しさを学ぶなら『11ぴきのねこマラソン大会』(第5作)
発表年:1984年
あらすじ:マラソン大会に参加するねこたち。ズルをしようとするが…。
おすすめ理由:運動会シーズンに読むとタイムリー。ズルと正直さのテーマ。
パパ目線のポイント:「がんばれ!」と応援する楽しさ。運動への興味を引き出せます。
不思議な出会いを楽しむなら『11ぴきのねことへんなねこ』(第6作)
発表年:1996年
あらすじ:変な猫に出会い、不思議な体験をするねこたち。
おすすめ理由:シリーズ最終作。ファンタジー要素が強く、想像力を刺激します。
パパ目線のポイント:「へんなねこ」の正体を一緒に考える楽しさ。
年齢別の楽しみ方と読み聞かせのコツ
年齢別の楽しみ方はあくまで目安です。お子さんのペースに合わせて楽しんでください。
3歳:絵を楽しみながら「11ぴき」を数える
3歳なら、ストーリーより「ねこが11ぴきいる」「魚が大きい」という絵がメイン。「ねこは何匹いる?」「魚はどこ?」と問いかけながら、一緒に指差しして楽しめます。
4〜5歳:ストーリーを理解して「ダメだよ!」と突っ込む
4〜5歳になると「看板を無視したらダメだよ」「欲張りすぎ!」と突っ込みながら楽しめます。絵本ナビでは「子どもが『ダメだよー』と言いながら笑っている」という声が目立ちます。
「ねこたちはどうなると思う?」と問いかければ、子どもが想像を膨らませます。
6歳以上:シリーズを読み比べて「どれが一番好き?」
6歳以上なら、シリーズ全6作を読み比べて「どれが一番面白かった?」と話し合えます。ストーリーの違いや、ねこたちの失敗パターンを比較する楽しみも。
『11ぴきのねこ』はどこで買える?セット購入のすすめ
オンライン書店・実店舗で購入できる
Amazon・楽天ブックス・絵本ナビなどで購入できます。1冊の定価は1,300円(税込)程度。書店の児童書コーナーでも実物を見て購入可能です。
全6冊セットが効率的
シリーズ全6冊セットは約9,000円程度で購入可能。1冊ずつ買うよりも効率的で、子どもが気に入ったときに「次はこれ!」とすぐ読めるメリットがあります。
セット購入のメリット:
- 1冊ずつ選ぶ手間が省ける
- 子どもが「次も読みたい」とせがんだときにすぐ応えられる
- 兄弟姉妹で年齢差があっても、それぞれのペースで楽しめる
図書館・絵本ナビの試し読みで反応を見る方法
購入前に子どもの反応を確認したいなら、図書館で借りるのがおすすめ。絵本ナビでは数ページ試し読みもできます。子どもが気に入ってから購入すれば、長く読み続ける一冊に。
まとめ:パパ目線で選ぶ『11ぴきのねこ』の楽しみ方
『11ぴきのねこ』は、50年以上にわたって読み継がれてきたロングセラーシリーズです。
- 完璧じゃないキャラクター:欲張りで間抜けなねこたちに、子どもは親近感を持つ
- シリーズ攻略法:最初の1冊なら第1作『11ぴきのねこ』がおすすめ
- 年齢別の楽しみ方:3歳は絵を楽しみ、4〜5歳はストーリーに突っ込み、6歳以上は読み比べ
「完璧じゃなくても大丈夫」というメッセージは、子どもにも親にも優しく寄り添います。
パパから子へ受け継ぐ、失敗を楽しむ力。『11ぴきのねこ』を手に取って、親子の読み聞かせ時間を楽しんでみませんか。


コメント