『ぱんどろぼう』親子で笑える絵本 — コミカルな表情が子どもを夢中にさせる理由

「絵本でこんなに笑ったのははじめて!」「パンどろぼうくんの表情が最高です。子どもが絶対笑います」。

こんな声が続出する『ぱんどろぼう』。2020年発売から約6年で累計550万部を突破し、令和時代を代表する絵本として親子に愛されています。

パンに包まれたどろぼうが、おいしいパンを求めてパン屋からパンを盗む。シンプルなストーリーなのに、なぜ子どもたちは夢中になるのでしょうか。

三姉妹と絵本を読んできた中で、『ぱんどろぼう』が親子で笑える絵本として支持される理由を整理しました。

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目次

『ぱんどろぼう』ってどんな絵本?基本情報

『ぱんどろぼう』は、絵本作家・柴田ケイコさんが2020年にKADAKAWAから発表した絵本です。発売直後から絵本専門店や読者の間で話題となり、数々の賞を受賞しました。

書籍情報・受賞歴

  • タイトル:パンどろぼう
  • 著者:柴田ケイコ
  • 出版社:KADOKAWA
  • 発売年:2020年
  • 対象年齢:3〜5歳(公式)
  • 受賞歴:第11回リブロ絵本大賞 大賞、第1回TSUTAYAえほん大賞 第1位、第13回MOE絵本屋さん大賞2020 第2位

対象年齢は3〜5歳ですが、絵本ナビのレビューには「2歳くらいから楽しめる」「カラフルなイラストが可愛いので小さい赤ちゃんでも絵を見て楽しめます」という声もあります。大きくわかりやすいイラストで、幅広い年齢層が楽しめます。

あらすじ — 盗んだパンが「まずい」という予想外の展開

「おれはパンどろぼう。おいしいパンをさがしもとめる おおどろぼうさ」

パンに包まれたどろぼうが、まちのパン屋からパンを盗みます。ところが、盗んだパンを食べると「まずい」という予想外の展開に。本当においしいパンを求めて、冒険が始まります。

最後はほっこりする結末が待っています。絵本ナビのレビューでは「怒濤のシュールとインパクト、最後はほっこり」と評されています。

なぜ子どもは『ぱんどろぼう』で笑うのか?3つのポイント

「子どもが絶対笑う」と言われる『ぱんどろぼう』。その理由は、3つのポイントに集約されます。

コミカルな表情の変化

パンどろぼうの最大の魅力は、場面ごとに変わる表情の豊かさです。パンを盗むときの真剣な顔、食べたときの「まずい」という顔、驚いたときの顔。どの表情もコミカルで、子どもたちは目が離せません。

絵本ナビのレビューには「どの表情もかわいくて好き!笑ってしまった」「パンどろぼうくんの表情が最高です」という声が多く寄せられています。

育児書では、絵本を通じて表情を読み解くことで、子どもの共感力や観察力が育まれると言われています。表情が豊かな絵本は、親子で「この顔面白いね」「びっくりしてるね」と対話するきっかけになります。

予想外の展開 — 盗んだパンが「まずい」

どろぼうが盗んだパンを食べる場面では、普通なら「おいしい」と成功する展開を想像します。しかしパンどろぼうは「まずい」と言う。この予想を裏切る展開が、子どもたちの笑いを誘います。

絵本ナビのレビューでは「怒濤のシュールとインパクト、最後はほっこり」と評され、パンを食べた時の「まずい」は毎回大爆笑という声もあります。

幼児教育の研究では、予想を裏切られることで笑いが生まれ、想像力を刺激すると考えられています。『ぱんどろぼう』は、シンプルながらも予想を良い意味で裏切る仕掛けが満載です。

探し絵要素 — 「パンどろぼうどこだ!」

パン屋にしのびこむシーンでは、パンに紛れたパンどろぼうを探す楽しみがあります。「ここにいた!」と子どもが指差して大盛り上がり。

絵本ナビのレビューには「パンどろぼうどこだ!ってやりながら楽しく読めた」「パン屋にしのびこむシーンで『ここにいた!』と大盛り上がり」という声があります。

探し絵要素は親子の対話を生み出します。「どこにいるかな?」「あ、見つけた!」というやりとりが、読み聞かせをより楽しい時間にしてくれます。

パパが読むと盛り上がる!読み聞かせのコツ

『ぱんどろぼう』はパパが読むと特に盛り上がる絵本です。読み聞かせのコツを3つ紹介します。

表情を大げさに読む

パパの低い声で「まずい」と大げさに言うと、子どもは大笑いします。パンどろぼうの表情に合わせて、自分の表情も変えながら読むとさらに盛り上がります。

声のトーンを変えて読むことで、子どもは飽きずに最後まで集中できます。特に「おれはパンどろぼう。おいしいパンをさがしもとめる おおどろぼうさ」という決め台詞は、低い声でかっこよく読むと子どもが真似してくれます。

「パンどろぼうどこだ!」と一緒に探す

パン屋にしのびこむシーンでは、子どもと一緒に「パンどろぼうどこだ!」と探してみましょう。見つけたら「すごい!よく見つけたね!」と拍手してあげると、子どもは得意げに何度も見つけようとします。

探し絵要素を活かすことで、読み聞かせが一方通行ではなく、親子の対話が生まれる時間になります。

寝かしつけではなく、日中の楽しい時間に

『ぱんどろぼう』はユーモア絵本なので、笑いを誘います。寝かしつけより、日中の親子の楽しい時間に読むのがおすすめです。

育児書では、笑いを共有することで親子のコミュニケーションが深まり、信頼関係が育まれると言われています。休日の午前中や、お昼寝の前のリラックスタイムに読むと、親子で笑顔になれる時間を過ごせます。

年齢別の楽しみ方 — 2歳から小学生まで

『ぱんどろぼう』は年齢に応じて楽しみ方が変わる絵本です。それぞれの年齢でどんな楽しみ方ができるのか見ていきましょう。

2歳〜3歳:絵を見て笑う

対象年齢は3歳からですが、2歳くらいからでも楽しめるという声があります。カラフルで大きくわかりやすいイラストで、小さな子どもでも絵を見て楽しめます。

パンどろぼうの表情を見て声を出して笑ったり、パンの絵を見て「パン!」と指差ししたりする様子が見られます。

4歳〜5歳:ストーリーを理解して笑う

4〜5歳になると、「まずい」のオチを理解して大爆笑します。絵本ナビのレビューには「3歳児が『アニキ』といった新しい言葉を歌う」という報告もあり、ストーリーをよく理解して新しい言葉を吸収していることがわかります。

また、パンどろぼうの表情を真似したり、自分でセリフを言ってみたりと、絵本の世界に入り込んで遊ぶ姿が見られます。

小学生:シリーズで楽しむ

小学生になっても楽しめるのが『ぱんどろぼう』の魅力です。シリーズ7冊の展開があり、続きが読みたくなる仕掛けが満載です。第1作を読んだ後、「次はどうなるの?」と続きをせがむ子どもも多いと言われています。

作者・柴田ケイコさんについて

『ぱんどろぼう』を生み出した柴田ケイコさんは、現在も精力的に活動する絵本作家です。

プロフィール・経歴

柴田ケイコさんは1973年高知県生まれのイラストレーター・絵本作家です。奈良芸術短期大学ビジュアルデザインコース卒業後、イラストレーターとして活動を開始しました。

2016年、『めがねこ』(手紙社)で絵本作家としてデビュー。この作品は、長男が弱視だとわかったことをきっかけに、「眼鏡に対してポジティブな思いを抱ける作品を作りたい」という願いから生まれました。

現在まで29冊の絵本を出版し、多くの賞を受賞しています。

代表作

柴田ケイコさんの代表作には以下のような作品があります。

  • 『めがねこ』シリーズ(手紙社)— 絵本デビュー作
  • 『しろくま』シリーズ(PHP研究所)— 『おいしそうなしろくま』が第9回リブロ絵本大賞を受賞。タイトル数が最も多く、作者の思い入れのある作品
  • 『パンダのおさじ』シリーズ(ポプラ社)— 累計25万部突破
  • 『パンどろぼう』シリーズ(KADOKAWA)— 累計550万部突破、令和時代を代表する児童書

どの作品もユーモアと温かさが詰まった絵本で、親子で楽しめる内容になっています。

『ぱんどろぼう』シリーズ全7冊の展開

『ぱんどろぼう』は2026年4月時点でシリーズ7冊が発売されています。どれも人気が高く、第5作『パンどろぼうとほっかほっカー』は第16回MOE絵本屋さん大賞2023で第1位を獲得しました。

シリーズ一覧

  1. パンどろぼう(2020年)
  2. パンどろぼうvsにせパンどろぼう
  3. パンどろぼうとなぞのフランスパン
  4. パンどろぼう おにぎりぼうやのたびだち
  5. パンどろぼうとほっかほっカー(第16回MOE絵本屋さん大賞2023 第1位)
  6. パンどろぼうとりんごかめん
  7. パンどろぼうとスイーツおうじ

他にも、大型絵本版や絵本動画(公式ファンクラブで公開)、パンどろぼう展(巡回展示)など、関連商品も展開されています。

どれから読めばいい?

第1作『パンどろぼう』から読むのがおすすめです。キャラクターの背景がわかるので、続編をより楽しめます。

第1作を読んで気に入ったら、続編を順番に読んでいくと、パンどろぼうの成長や新しいキャラクターとの出会いを楽しめます。続きが読みたくなる仕掛けが満載なので、子どもは夢中になって全巻読破することも多いと言われています。

2020年代の新定番 — 「ぐりとぐら」との世代対比

親世代の定番絵本といえば、1963年発売の『ぐりとぐら』を思い浮かべる方も多いでしょう。大きなカステラを作る双子の野ねずみの物語は、世代を超えて愛され続けています。

一方、子世代の定番として2020年代に登場したのが『ぱんどろぼう』です。どちらも「食べ物」をテーマにした冒険物語で、親子で楽しめる内容という共通点があります。

親が読んできた絵本と、子どもが夢中になる絵本を比べながら読むのも、世代を超えた楽しみ方のひとつです。「パパが小さいころは『ぐりとぐら』が好きだったよ」と話しながら、一緒に『ぱんどろぼう』を読むと、親子の会話がさらに広がります。

どこで買える?購入先ガイド

『ぱんどろぼう』はさまざまな場所で購入・閲覧できます。ご自身のライフスタイルに合わせて選んでみてください。

オンライン書店

Amazon・楽天ブックス・絵本ナビなどで購入できます。シリーズまとめ買いセットもあり、全巻揃えたい方にはお得です。

オンライン書店なら、レビューを参考にしながら選べるので、初めて購入する方にもおすすめです。

実店舗

全国の書店で取り扱っています。大型書店では絵本コーナーに平積みされていることも多く、実物を手に取って確認できます。

また、大型絵本版も一部店舗で販売されています。読み聞かせ会や保育園・幼稚園での使用を検討している方は、大型絵本版もチェックしてみてください。

図書館

多くの図書館で所蔵されています。シリーズ全巻揃えている図書館も多いので、まずは図書館で試し読みしてから購入を検討するのもおすすめです。

図書館なら、シリーズ7冊すべてを一度に借りて読み比べることもできます。子どもがどの作品を気に入るか試してから、お気に入りの1冊を購入するという方法もあります。

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まとめ — 親子で笑える絵本の力

『ぱんどろぼう』は、親子で声を出して笑える絵本です。コミカルな表情、予想外の展開、探し絵要素という3つのポイントが、子どもたちを夢中にさせています。

パパが読むと特に盛り上がる読み聞かせのコツは、表情を大げさに読むこと、一緒に探すこと、日中の楽しい時間に読むこと。2歳から小学生まで、年齢に応じた楽しみ方ができるのも魅力です。

作者の柴田ケイコさんは、長男の弱視をきっかけに絵本作家の道へ進み、これまで29冊の絵本を世に送り出してきました。『ぱんどろぼう』シリーズは累計550万部を突破し、令和時代を代表する絵本として、世代を超えて愛される作品になる可能性を秘めています。

親世代の定番『ぐりとぐら』と並んで、子世代の定番として『ぱんどろぼう』を手に取ってみませんか。親子で笑い合える時間が、きっと家族の大切な思い出になるはずです。

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この記事を書いた人

三姉妹のパパ「たっさん」です。
育休10ヶ月を取った30代会社員。
家族で実際に楽しんだ絵本・まんが・アニメを、
年齢別おすすめ・正直レビュー・パパ目線で発信しています。

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