『ねないこだれだ』は怖い?寝かしつけに使える?賛否と活用法

「夜、子どもがなかなか寝てくれない」。そんな悩みを抱えているパパ・ママは多いはず。

『ねないこだれだ』は、1969年の発売から57年にわたって読み継がれてきたせなけいこの代表作です。夜更かしする子どもにおばけが来る——というシンプルなストーリーで、寝る前の習慣づけに使われてきました。

一方で、「怖がって泣いてしまった」「トラウマになりそう」という声があるのも事実。賛否両論のある絵本だからこそ、読む前に知っておきたいことがあります。

三姉妹と絵本を読んできた中で、『ねないこだれだ』の活用法と、うちの子に合うか見極める方法をお伝えします。

※この記事にはプロモーションが含まれています
目次

『ねないこだれだ』ってどんな絵本?基本情報

『ねないこだれだ』は、福音館書店から1969年に発売された、せなけいこの「いやだいやだの絵本」シリーズ全4冊のうちの1冊です。

対象年齢は1〜3歳、ページ数は24ページと短く、17×17cmの正方形判型。定価は770円(税込)。

発売から57年が経った今も、保育園や幼稚園での読み聞かせ定番作品として、家庭での寝る前の1冊として親しまれています。

あらすじ

夜の9時。時計が9時を指すと、おばけが現れて「ねないこだれだ」と問いかけます。夜更かしする子どもは、おばけに連れて行かれておばけの世界へ。最後のページでは、おばけになって夜空を飛んでいく子どもの姿が描かれます。

ページ数が少なく、1ページあたり1〜2文。テンポよく読めるので、寝る前の短い時間にぴったり。

せなけいこの貼り絵

大きな魅力のひとつが、せなけいこ独特の貼り絵技法。切り紙によるシンプルな形と鮮やかな色使いで、おばけが怖すぎず、どこか愛嬌があります。

せなけいこさんは2024年に逝去されましたが、「めがねうさぎ」シリーズなど多くの作品を残し、子どもの「いやだ」「ねたくない」という気持ちに寄り添いながらユーモアと少しの怖さで描く作風で知られています。

「怖い」と言われる理由——賛否両論の本音

『ねないこだれだ』について調べると、必ず出てくるのが「怖い」という声です。絵本ナビのレビューでは、「怖がって泣いてしまった」「トラウマになりそう」という意見がある一方で、「むしろ可愛いと言っていた」「全然怖がらなかった」という声も多く見られます。

つまり、子どもによって反応が大きく異なる絵本だということです。

「怖い」の程度はどのくらい?

「怖い」と言っても、ホラー映画のような恐怖ではありません。おばけが出てくるという設定と、「連れて行かれる」というラストの展開が、かくれんぼで「見つかった!」と驚くくらいのドキドキ感。

保育現場でも読まれている絵本ですが、怖がりな子や、想像力が豊かで絵本の世界に深く入り込むタイプの子は、不安を感じることもあります。

賛否の声を整理すると

絵本ナビや保育士向けサイトのレビューを見ると、以下のような声が挙がっています。

肯定的な声
  • 寝る時間の習慣づけに役立った
  • 貼り絵の絵が可愛くて、おばけも愛嬌がある
  • 短くてテンポがいい。寝る前の1冊にちょうどいい
  • 少しドキドキ感があるのが逆に子どもの興味を引く
否定的な声・懸念
  • 怖がって泣いてしまった
  • 寝ない子を脅すような内容に抵抗がある
  • おばけの世界に連れて行かれるラストが救いがない

どちらの声も正直な感想です。大切なのは、「うちの子に合うかどうか」を見極めることだと言えます。

寝かしつけに使える?活用法と注意点

実際に寝かしつけに使えるのか。パパでもできる活用法と注意点を紹介します。

寝る前ルーティンのきっかけに

育児書では、寝る前の習慣づけ(ルーティン)が睡眠の質を高めると言われています。『ねないこだれだ』は、ページ数が少なく読む時間が短いため、毎晩読む習慣をつくりやすい。

「9時になったら寝る」というメッセージがシンプルで分かりやすく、毎晩読むことで「この絵本=寝る時間の合図」と子どもが認識するようになるケースもあります。

パパ目線で言えば、短い絵本なので「ママ任せにせず、パパも寝かしつけに参加するきっかけ」になるのも魅力です。

読むタイミングと声のトーン

寝かしつけに使う際は、以下のポイントを押さえると良いと言われています。

  • 最初は昼間に試し読み:いきなり寝る前に読むのではなく、まず昼間に読んで子どもの反応を見る
  • 寝る直前は避ける:怖がる可能性がある場合は、寝る30分前くらいに読むと安心
  • 優しいトーンで読む:脅すように読まず、淡々と・優しく読む。声のトーンで怖さは調整できる

「寝ないとおばけが来るよ」と脅す道具にするのではなく、あくまで「寝る時間を知らせる絵本」として使うことが推奨されます。

うちの子に合うか見極める方法

子どもによって反応が異なるため、以下のステップで試してみると良いでしょう。

  1. 1回読んで反応を見る:最初は様子見。怖がるか、興味を持つか観察
  2. 怖がったら無理強いしない:泣いたり不安そうにしたら、別の絵本に切り替える
  3. 興味を持ったら続けてみる:「もう一回読んで」と言うようなら、習慣化してみる
  4. 反応を見ながら調整:読むタイミングや声のトーンを工夫する

絵本は子どもに合わせて選ぶもの。合わなければ、他を探せば良いだけ。

おばけ絵本が子どもに与える影響——感情を育てる一冊

「怖い絵本って、子どもに読んでいいの?」という疑問を持つ方もいるかもしれません。

育児の専門家の間では、安全な環境(親の膝の上など)で適度な怖さを体験することが、感情の幅を広げる一助になると言われています。「怖さ」も成長の一部であり、絵本を通じて安心して疑似体験できるのは意義があるという考え方です。

ただし、すべての子に必須というわけではありません。怖がりな子や、怖い絵本が苦手な子もいます。無理に読む必要はなく、合わないと思ったら別の絵本を選べばいい。

大切なのは、子どもの反応を見ながら柔軟に対応すること。『ねないこだれだ』は、「おばけ絵本の入門編」として、適度なドキドキ感を楽しめる子にとっては良い一冊だと言えます。

せなけいこの貼り絵が愛される理由

『ねないこだれだ』が57年にわたって読み継がれてきた理由のひとつが、せなけいこの貼り絵の魅力です。

切り紙によるシンプルな形は、子どもの目にも分かりやすく、鮮やかな色使いが印象に残ります。おばけが怖すぎず、どこか愛嬌があるのも、せなけいこの作風ならではです。

子どもの視点に寄り添い、「いやだ」「ねたくない」という気持ちをユーモアで包み込む。そんな温かさが、57年経っても色あせない理由なのかもしれません。

代表作には、「いやだいやだ」「めがねうさぎ」シリーズなどがあり、どれも独特の世界観で子どもたちに愛されています。

どこで買える?『ねないこだれだ』

オンライン書店・実店舗で購入できる

『ねないこだれだ』は、定価770円(税込)で、以下の方法で購入できます。

  • Amazon:福音館あかちゃんの絵本シリーズとして販売
  • 楽天ブックス:送料無料、楽天ポイントが貯まる
  • 絵本ナビ:レビューを確認しながら購入できる
  • 福音館書店公式:出版元から直接購入
  • 全国の書店・絵本専門店:実物を手に取って確認できる

1969年の発売以来、50年以上にわたって読み継がれてきたロングセラーのため、全国の書店や絵本専門店でも定番として置かれています。実店舗なら、実際に手に取ってページをめくることができるので、子どもの反応を確認しやすいです。

「いやだいやだの絵本」シリーズ全4冊の見どころ

『ねないこだれだ』は、「いやだいやだの絵本」シリーズの1冊です。全4冊それぞれが、子どもの日常によくある「いやだ」の場面をテーマにしています。

  • 『いやだいやだ』:「いやだ、いやだ」と言っていると、ママも絵本も夕飯もみんな「いやだ」と言い返してくる。子どもの「いやだ」気分をユーモアで描く
  • 『にんじん』:嫌いなにんじんを食べないでいると、うさぎやきりんにも「だめ」と言われてしまう。好き嫌いを優しく諭す絵本
  • 『ねないこだれだ』:夜更かしする子どもにおばけが来るという、寝る前の習慣づけの定番
  • 『もじゃもじゃ』:髪の毛がもじゃもじゃ、お部屋ももじゃもじゃ。整理整頓や身だしなみをテーマにした1冊

4冊セット(定価3,520円・税込)も販売されており、せなけいこの世界をまとめて楽しめます。セットで揃えると、子どもの日常のさまざまな場面に合わせて読み聞かせができます。

図書館・試し読みで子どもの反応を確認してから

『ねないこだれだ』は、「怖がる子もいる」という賛否両論のある絵本です。だからこそ、いきなり購入するのではなく、まず図書館で借りて子どもの反応を見るのがおすすめです。

全国の図書館で定番として所蔵されているため、借りやすい絵本です。昼間に一度読んでみて、子どもが興味を持つか・怖がらないかを確認してから、購入を検討すると良いでしょう。

また、絵本ナビなどのレビューサイトでは、他の保護者の「うちの子は平気だった」「少し怖がった」といった実際の感想を読むことができます。賛否両論あるからこそ、複数の意見を参考にできるのは心強いです。

無理に買う必要はありません。子どもに合わないと感じたら、他の寝かしつけ絵本を探せばいい。絵本選びは、「うちの子に合うかどうか」が一番大切だと思います。

¥935 (2026/04/30 21:17時点 | Yahooショッピング調べ)

まとめ:『ねないこだれだ』は試してみる価値がある

『ねないこだれだ』は、賛否両論のある絵本です。「怖がって泣いた」という声がある一方で、「寝る前の習慣づけに役立った」「可愛くて何度も読んでいる」という声もあります。

57年読み継がれてきたのは、寝る前のルーティンをつくるきっかけとして、多くの家庭で活用されてきたから。

うちの子に合うかどうかは、実際に読んでみないと分かりません。最初は昼間に試し読みをして、反応を見ながら判断すれば良いのです。

パパでも読みやすい短さとシンプルさ、せなけいこの貼り絵の魅力。寝かしつけに悩んでいるなら、一度手に取ってみる価値はあると思います。

関連記事

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

三姉妹のパパ「たっさん」です。
育休10ヶ月を取った30代会社員。
家族で実際に楽しんだ絵本・まんが・アニメを、
年齢別おすすめ・正直レビュー・パパ目線で発信しています。

コメント

コメントする

CAPTCHA



reCaptcha の認証期間が終了しました。ページを再読み込みしてください。

目次