「うちの子、電車や車が大好きで、乗り物絵本ばかり選ぶんです」という声、よく聞きますよね。
乗り物絵本の中でも、繰り返しのリズムで子どもが集中して聞いてくれる絵本を探しているなら、『せんろはつづく』がぴったりです。
この記事では、『せんろはつづく』のあらすじや魅力、年齢別の楽しみ方、パパが読み聞かせるときのコツまで詳しく解説します。
育休中に三姉妹と一緒に何度も読み聞かせた経験をもとに、「どうしてこの絵本が乗り物好きの子に響くのか」をお伝えしますね。
最後まで読むと、わが子に合った乗り物絵本の選び方がわかりますよ。
『せんろはつづく』ってどんな絵本?基本情報
タイトル:せんろはつづく
作:竹下文子
絵:鈴木まもる
出版社:金の星社
初版:2003年
対象年齢:2〜5歳
ページ数:24ページ
『せんろはつづく』は、4人の子どもたちが山や川を越えて線路を作っていくお話です。
「やまがあった。どうする?」「トンネルほろう」といった繰り返しのリズムで進む展開が、子どもの集中力を引きつけます。
電車や乗り物が好きな子にはもちろん、「自分で考える力」を育てたいご家庭にもおすすめできる一冊です。
シリーズ展開も豊富で、『せんろはつづく まだつづく』『せんろはつづく どこまでつづく』など、続編も出ています。
公式サイト:金の星社
あらすじ:4人の子どもたちが線路を作る冒険
『せんろはつづく』は、4人の子どもたちが協力して線路を作っていくストーリーです。
平らな場所に線路を敷いていくと、途中で「やまがあった」「かわがあった」と障害が現れます。
その度に「どうする?」と問いかけ、「トンネルほろう」「てつのはしをかけよう」と解決策を考えて実行していきます。
最後は線路がぐるりとつながって、汽車が「がたんごとん」と走り出すシーンで終わります。
シンプルなストーリーですが、問題解決の繰り返しが「自分で考える力」を自然に育ててくれる構成になっています。
繰り返しのリズムが集中力を育てる
『せんろはつづく』の最大の魅力は、「どうする?」→「〇〇しよう」という繰り返しのリズムです。
同じパターンが続くことで、子どもは次の展開を予測しながら聞くことができます。
この「予測する楽しみ」が集中力を持続させるポイントなんです。
繰り返しが「もう1回」を引き出す
繰り返しのある絵本は、子どもが「次はこうなるかな?」と予想しながら聞けるので、飽きずに何度も読みたがります。
『せんろはつづく』も例外ではなく、読み終わると「もう1回!」とリクエストされることが多い絵本です。
繰り返しのリズムは、子どもの安心感にもつながります。
「がたんごとん」の音が心地いい
最後のページで汽車が走り出すシーンでは、「がたんごとん がたんごとん」という音が繰り返されます。
このリズミカルな音が、読み聞かせの締めくくりとして心地よく響きます。
寝る前の読み聞かせにもぴったりの、落ち着いたトーンで終わる構成です。
関連記事:【3歳の寝かしつけ絵本15選】寝る前の読み聞かせで毎晩使える定番リスト
問題解決型ストーリーが「自分で考える力」を育む
『せんろはつづく』は、ただ線路を作るだけではなく、障害が出てくる度に「どうする?」と問いかける構成になっています。
この問いかけが、子どもの「自分で考える力」を育てるきっかけになります。
「どうする?」の問いかけが思考を促す
「やまがあった。どうする?」と聞かれると、子どもは自然に「どうしよう?」と考え始めます。
次のページで「トンネルほろう」と答えが出てきますが、その前に少し間を置いて「どうすると思う?」と子どもに聞いてみるのもおすすめです。
子どもなりの答えが返ってくることもあれば、じっと考え込むこともあります。
どちらの反応も、「自分で考える力」を育てる大切なプロセスです。
解決策が具体的で分かりやすい
「トンネルほろう」「てつのはしをかけよう」など、解決策が具体的で分かりやすいのも特徴です。
抽象的な表現ではなく、子どもがイメージしやすい言葉で書かれています。
これが、2〜3歳の小さな子でも理解できる理由です。
年齢別の楽しみ方(2〜3歳/4〜5歳)
『せんろはつづく』は、2〜5歳まで幅広い年齢で楽しめる絵本です。
年齢によって楽しみ方が少し変わるので、それぞれのポイントを紹介しますね。
2〜3歳:繰り返しのリズムを楽しむ
2〜3歳の子は、まず「繰り返しのリズム」を楽しみます。
「やまがあった」「かわがあった」という言葉の繰り返しが心地よく、じっと聞いてくれることが多いです。
この年齢では、ストーリーの意味を完全に理解していなくても、音やリズムで楽しめるので問題ありません。
関連記事:【三姉妹同時OK】3歳&9ヶ月でも一緒に楽しめる絵本5選【年齢差がある兄弟向け】
4〜5歳:問題解決の過程を理解する
4〜5歳になると、「どうする?」→「〇〇しよう」という問題解決の過程を理解できるようになります。
「次はどうなるかな?」と予想しながら聞けるので、より主体的に楽しめます。
この年齢では、読み聞かせの途中で「どうすると思う?」と問いかけると、自分なりの答えを返してくれることが増えます。
問題解決型のストーリーが、子どもの思考力を自然に刺激してくれます。
乗り物好きの子におすすめのシリーズ展開
『せんろはつづく』は、シリーズ展開が豊富です。
乗り物好きの子なら、続編も一緒に読むとさらに楽しめますよ。
シリーズ作品一覧
- 『せんろはつづく』(1作目・定番)
- 『せんろはつづく まだつづく』(2作目・トンネルや鉄橋の続き)
- 『せんろはつづく どこまでつづく』(3作目・さらに遠くへ)
どれも同じ作者・絵で、繰り返しのリズムが楽しめる構成になっています。
1作目を気に入ったら、2作目・3作目と順番に読んでいくのがおすすめです。
乗り物好きの子におすすめの他の絵本
『せんろはつづく』が好きな子は、『おやすみ、はたらくくるまたち』もきっと気に入ります。
こちらは工事車両が主役の絵本で、寝る前の読み聞かせにぴったりです。
関連記事:【三姉妹のパパが選んだ絵本ベスト30】三姉妹に500冊読んだ中で「これは買い」の鉄板リスト
乗り物絵本をもっと探したいときは、上記の記事も参考にしてみてください。
パパが読み聞かせるコツ+まとめ
最後に、パパが『せんろはつづく』を読み聞かせるときのコツをまとめます。
パパが読むときのコツ3つ
- 「どうする?」の後に少し間を置く
子どもが考える時間を作ると、より主体的に聞いてくれます。 - 「がたんごとん」は低い声でゆっくり
汽車の音は、低めの声でリズムを取ると臨場感が出ます。 - 最後まで読んだら「もう1回」を受け入れる
繰り返しのリズムが好きな子は、何度もリクエストしてきます。時間があれば付き合ってあげましょう。
関連記事:【パパ向け】3分で読める絵本10選│忙しい夜でもサッと読み聞かせできる短い絵本
まとめ:乗り物好きの子の集中力を育てる一冊
『せんろはつづく』は、繰り返しのリズムと問題解決型のストーリーで、乗り物好きの子の集中力と思考力を育てる絵本です。
- 2〜3歳は繰り返しのリズムを楽しめる
- 4〜5歳は問題解決の過程を理解できる
- シリーズ展開が豊富で、長く楽しめる
育休中に三姉妹と一緒に読んできた中で、「乗り物好きの子にはまず読んであげたい」と感じた一冊です。
まずは図書館で借りてみて、子どもの反応を見てから購入を検討するのもいいですね。
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