雨の日、外で遊べなくて子どもが退屈そうにしていませんか?そんなとき「今日は何して過ごそう…」と困ることってありますよね。
『バムとケロのにちようび』は、雨の日のおうち時間を楽しく描いた絵本です。犬のバムとカエルのケロちゃんが、雨の日曜日にどう過ごすかを通じて「家で楽しく過ごすヒント」を教えてくれます。
この記事では、三姉妹を育てているパパの視点から『バムとケロのにちようび』の魅力・読み聞かせのコツ・年齢別の楽しみ方を解説します。
最後まで読むと、雨の日の絵本選びに迷わなくなり、細部まで楽しめる絵本の読み方がわかります。
『バムとケロのにちようび』ってどんな絵本?基本情報
まずは基本情報を確認しましょう。
タイトル:バムとケロのにちようび
作・絵:島田ゆか
出版社:文溪堂
発行年:1994年
対象年齢:3歳〜小学校低学年
ページ数:32ページ
『バムとケロのにちようび』は、1994年に発行されて以来30年以上読み継がれているロングセラー絵本です。
作者の島田ゆかさんは、細部までこだわった絵で知られています。背景にさりげなく描かれた小物や隠れキャラを探すのも、この絵本の大きな楽しみの一つです。
バムとケロシリーズは全7作品ありますが、この『にちようび』がシリーズ第1作目です。初めて読むならこの1冊から始めるのがおすすめです。
あらすじ:雨の日のバムとケロのおうち時間
ストーリーはシンプルです。雨の日曜日、バムとケロちゃんは家で過ごすことにします。
朝起きたバムは、散らかった部屋を片付けます。ケロちゃんはいたずら好きで、バムが掃除しているそばからまた散らかします。
その後、二人は本を読んだり、お菓子を焼いたり、屋根裏部屋で古い本を見つけたりして過ごします。雨の音を聞きながら、ゆったりとした日曜日の時間が流れていきます。
派手な展開はありませんが、だからこそ「雨の日の静かな楽しみ方」がリアルに伝わってきます。
子どもの視点で見ると「雨でも楽しい」が伝わる
外で遊べない日は、子どもにとって退屈に感じがちです。でもこの絵本を読むと「家の中でもこんなに楽しいことがあるんだ」と気づけます。
ストーリーがシンプルだからこそ、子どもは自分の生活と重ね合わせやすいです。
絵の細部に隠れた「お遊び要素」が読み解く楽しみ
『バムとケロのにちようび』の最大の魅力は、細部まで描き込まれた絵です。
1ページ目から背景に小さな動物や小物が描かれています。1回読むだけでは気づかないような細かい仕掛けがたくさんあります。
背景に隠れている「小ネタ」の例
- 棚の上に小さなアヒルのおもちゃが並んでいる
- ケロちゃんが履いているパンツの柄がページごとに違う
- 壁に貼られたポスターの内容が細かく描かれている
- 屋根裏部屋のガラクタ一つひとつに意味がある
こうした細部を親子で探しながら読むと、1冊で何度も楽しめます。
「読む絵本」ではなく「見る絵本」
文章は短めですが、絵をじっくり見るだけで10分以上楽しめます。文字を読めない子でも、絵だけで十分楽しめる設計になっています。
「次はどこに隠れているか探してみよう」と声かけすると、子どもは絵本探検家になったような気分で夢中になります。
雨の日の絵本処方:外で遊べない日の救世主
雨の日、子どもが「つまんない」と言い出すことってありますよね。
そんなとき『バムとケロのにちようび』を読むと、気持ちが切り替わります。絵本の中でバムとケロが楽しそうに過ごしているのを見ると、子どもも「家で楽しく過ごす方法」をイメージしやすくなります。
雨の日の絵本処方として使うコツ
- 朝、雨が降っているとわかった時点で読む
- 読んだ後に「今日は何して遊ぶ?」と聞いてみる
- 絵本の真似をして「お菓子作ろうか」「本棚の整理しようか」と提案する
実際に絵本と同じように過ごすことで、子どもは「雨の日も悪くない」と感じるようになります。
シリーズ全7作の紹介と読む順番
バムとケロシリーズは全7作品あります。どれから読んでも楽しめますが、順番に読むとキャラクターの関係性がより深くわかります。
| 作品名 | 発行年 | テーマ |
|---|---|---|
| バムとケロのにちようび | 1994年 | 雨の日の過ごし方 |
| バムとケロのそらのたび | 1995年 | おじいちゃんの家へ飛行機で |
| バムとケロのさむいあさ | 1996年 | 冬の寒い朝の出来事 |
| バムとケロのおかいもの | 1999年 | 市場での買い物 |
| バムとケロのもりのこや | 2011年 | 森の中で小屋作り |
| バムとケロのおやすみなさい | 2017年 | 寝る前のひととき |
| バムとケロのもりのこやプラス | 2022年 | もりのこやの続編 |
おすすめの読む順番
初めて読むなら『にちようび』→『さむいあさ』→『おかいもの』の順がおすすめです。
この3作は日常の出来事を描いているので、子どもにとって身近に感じやすいです。慣れてきたら『そらのたび』や『もりのこや』のような冒険系に進むと飽きずに楽しめます。
年齢別の楽しみ方(3歳〜小学生)
『バムとケロのにちようび』は対象年齢が幅広い絵本です。年齢によって楽しみ方が変わります。
3〜4歳:絵を指さして楽しむ
文章の内容よりも、絵を見て楽しむ時期です。「ケロちゃんどこにいる?」「これ何だろうね?」と声かけしながら読むと集中力が続きます。
5〜6歳:ストーリーと絵の両方を楽しむ
文章の意味が理解できるようになり、ストーリーも追えるようになります。「バムはどうして掃除してるの?」「ケロちゃんはなんでいたずらするの?」と質問してくることもあります。
この年齢になると、自分で細部を探すのが楽しくなってきます。
小学生:隠れキャラ・小ネタを探す探偵になる
小学生になると、背景の小ネタを自分で見つけて「ここにこんなのあった!」と報告してくれるようになります。
シリーズを何冊も読んでいると、別の作品に同じキャラクターが登場していることに気づくこともあります。シリーズ全体で楽しむ「上級者モード」に入ります。
パパが読み聞かせるコツ
『バムとケロのにちようび』は、文章が短いぶん読み聞かせのハードルは低めです。ただし絵をじっくり見せる時間を確保することがポイントです。
読み聞かせのコツ
- ゆっくりページをめくる:子どもが絵を見終わるまで待つ
- 「これ何だろうね?」と質問形式で進める:子どもが絵を観察する時間を作る
- 2周目以降は「探し絵モード」にする:「今日はケロちゃんのパンツの柄を全部探そう」など目的を決める
- バムとケロの声を変える:バムは落ち着いたトーン、ケロちゃんは元気なトーンで読むと区別しやすい
文章が短いので、パパが読み聞かせに慣れていなくても負担になりません。むしろ絵をじっくり見せることに集中できます。
「また読んで」と言われたときの対応
この絵本は何度も「また読んで」と言われることが多いです。そのときは「今度はここを探そう」と新しい目標を設定すると、飽きずに何度も楽しめます。
まとめ
『バムとケロのにちようび』は、雨の日のおうち時間を楽しく描いた絵本です。細部まで描き込まれた絵は、何度読んでも新しい発見があります。
この記事のポイントを3つにまとめます。
- 雨の日の「家で楽しく過ごす方法」を絵本で学べる
- 背景の小ネタ探しで、1冊で何度も楽しめる
- 3歳から小学生まで、年齢に応じた楽しみ方ができる
育休中に三姉妹と過ごす中で、雨の日の絵本選びに悩むことが何度もありました。この絵本は「外で遊べない日でも楽しめる」と子どもに伝える助けになってくれました。
まずは図書館で借りて読んでみてください。気に入ったら、シリーズで揃えると長く楽しめます。


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