『おつきさまこんばんは』0歳から楽しめる夜の絵本|林明子の優しさと寝かしつけのコツ

目次

赤ちゃんが最初に出会う夜の絵本

「0歳の赤ちゃんにも絵本を読んであげたいけど、どれを選べばいい?」

『おつきさまこんばんは』は、1986年の発売以来、多くの親子に愛され続けている夜の絵本です。短い言葉、シンプルな展開、繰り返しのリズム。0歳の赤ちゃんでも集中して見られる設計で、読み聞かせデビューに最適な一冊です。

林明子さんの絵が持つ独特の温かみ、夜の青の美しさ、お月さまの優しい笑顔。「こんばんは」という日常のあいさつが、絵本の中で特別な時間に変わります。

育休10ヶ月を取得して三姉妹の寝かしつけを担当してきた経験から、『おつきさまこんばんは』は「赤ちゃんが最初に出会う夜の絵本」として、多くのパパママにおすすめできると感じています。この記事では、この絵本の魅力と、赤ちゃんへの読み聞かせのコツをお伝えします。

『おつきさまこんばんは』の基本情報

項目 内容
タイトル おつきさまこんばんは
作者 林明子(作・絵)
出版社 福音館書店
初版 1986年6月
推奨年齢 0歳〜2歳
ページ数 20ページ(ボードブック版もあり)
価格帯 880円(税込)

福音館書店の「くつくつあるけのほん」シリーズの4作目として出版され、累計300万部を超えるロングセラー絵本です。林明子さんの代表作の一つで、赤ちゃん向け絵本の定番として図書館や保育園でも広く読まれています。

ボードブック版は赤ちゃんが噛んだり舐めたりしても丈夫なので、0歳児へのプレゼントに最適です。

あらすじ:お月さまが雲に隠れて、また出てくる

静かな夜の空。屋根の上でねこが寝そべっています。

屋根の向こうが少しずつ明るくなり、金色のお月さまが顔を出します。

「こんばんは」

まん丸いお月さまが、優しく笑いかけます。

ところが、そこへ黒い雲がやってきて、お月さまを隠してしまいます。

「あれ、お月さまが見えなくなっちゃった」

でも大丈夫。黒い雲はお月さまと少しお話をして、また去っていきます。

「こんばんは」

ふたたび現れたお月さまが、にっこり笑って「こんばんは」。

ラストページでは、お月さまが舌をペロッと出して茶目っ気たっぷり。親しみやすくて、優しくて、温かいお月さまです。

シンプルな展開ですが、「隠れる」「出てくる」という繰り返しが、赤ちゃんの「いないいないばあ」の感覚と重なり、集中して見続けられる仕掛けになっています。

この絵本の3つの魅力

①0歳から楽しめる、短い・シンプル・繰り返し

『おつきさまこんばんは』は、赤ちゃんが最初に出会うのにふさわしい構造をしています。

  • 短い言葉:「こんばんは」「まて まて まて」など、日常で使う言葉だけ
  • シンプルな展開:お月さまが出る→隠れる→また出る、という3段階
  • 繰り返しのリズム:「こんばんは」が何度も登場し、赤ちゃんも真似しやすい

まだ言葉が話せない赤ちゃんでも、声のリズムと絵の変化を楽しめます。読み聞かせを習慣化することで、「絵本を読んだら寝る」という入眠儀式が自然に定着します。

②林明子の絵が持つ独特の温かみ

林明子さんの絵本は、繊細なタッチと子どもの表情の描き方に定評がありますが、『おつきさまこんばんは』ではお月さまの「顔」が主役です。

まん丸で優しい笑顔、ちょっと困った顔、最後に見せる茶目っ気たっぷりの表情。お月さまがまるで生きているかのように感じられ、赤ちゃんも親しみを持って見つめます。

夜の青と金色のコントラストも美しく、暗い部屋で読むと絵本の中の世界がより際立ちます。寝かしつけの時間を、特別なひとときに変えてくれる絵の力があります。

③ボードブック版があるから、0歳の赤ちゃんにも安心

0歳の赤ちゃんは、絵本を噛んだり舐めたり、ページを引っ張ったりします。通常の絵本だとすぐにボロボロになってしまいますが、ボードブック版なら丈夫で長持ちします。

角が丸く加工されているので、赤ちゃんが顔に当てても安全。親が読むだけでなく、赤ちゃんが自分で触って楽しむこともできます。

出産祝いやハーフバースデーのプレゼントにも最適です。

赤ちゃんへの読み聞かせのコツ

「こんばんは」を繰り返し、声のトーンで変化をつける

この絵本の読み聞かせで大切なのは、「こんばんは」の言い方を変えることです。

  • 最初の「こんばんは」は、明るくやさしく
  • お月さまが隠れたときは、少し心配そうに「あれ、どこ行っちゃった?」
  • 再び出てきたときは、嬉しそうに「よかったね、こんばんは」
  • 最後のペロッと舌を出す場面では、笑いながら「こんばんは」

同じ言葉でも、声のトーンで感情を伝えられます。赤ちゃんは言葉の意味よりも、声の響きとリズムで楽しみます。

絵をゆっくり見せて、お月さまの顔を指差す

ページをめくったら、少し間を置いてお月さまの顔を指差してあげましょう。

「お月さまだよ」「こんばんは」と声をかけながら、赤ちゃんと一緒に見つめます。赤ちゃんも指を伸ばして触ろうとしたり、じっと見つめたりします。

急いでページをめくらず、赤ちゃんが絵を見る時間を大切にすることで、集中する力が育ちます。

寝る前のルーティンに組み込む

『おつきさまこんばんは』は短い絵本なので、寝る前の5分に最適です。

「お風呂→パジャマ→絵本→おやすみ」というルーティンに組み込むことで、赤ちゃんは「絵本を読んだら寝る時間」と理解するようになります。

毎日同じ時間に読むことで、体内時計が整い、寝つきが良くなる効果も期待できます。

寝かしつけ絵本の選び方:3つのタイプ

寝かしつけ絵本には、大きく分けて3つのタイプがあります。

タイプ 代表例 特徴 推奨年齢
静か系 おつきさまこんばんは 短い言葉、シンプルな展開、繰り返しのリズム 0歳〜2歳
怖い系 ねないこだれだ 「寝ないとおばけが来るよ」というドキドキ感 1歳〜2歳
ユーモア系 おやすみゴリラくん 笑える展開、でも最後は静かに締まる 1歳〜3歳

『おつきさまこんばんは』は静か系の代表格で、0歳の赤ちゃんが最初に出会う夜の絵本として最適です。怖がらせず、興奮させず、優しく寝落ちに誘導できます。

子どもの成長に合わせて、怖い系やユーモア系も取り入れると、飽きずに楽しめます。

林明子の他の絵本もチェック

林明子さんは、『おつきさまこんばんは』以外にも多くの名作絵本を生み出しています。

『こんとあき』(1989年・福音館書店)

ぬいぐるみのこんと女の子あきが、電車に乗っておばあちゃんの家へ向かう冒険物語。子どもの不安と成長を繊細に描いた名作です。対象年齢は3歳以上。

『はじめてのおつかい』(1977年・福音館書店)

5歳の女の子みいちゃんが、一人で牛乳を買いに行くお話。筒井頼子との共著で、子どもの視点から街の風景を描いた絵が印象的です。

『きゅっきゅっきゅっ』(1986年・福音館書店)

『おつきさまこんばんは』と同じ「くつくつあるけのほん」シリーズの一冊。赤ちゃんがぬいぐるみの口を拭いてあげる、日常のやさしさを描いた絵本です。

林明子さんの絵本は、子どもの表情や仕草が抜群にリアルで、まるでわが子を見ているような温かみがあります。どの作品も長く愛される理由がそこにあります。

よくある質問

Q. 何歳から何歳まで楽しめますか?

0歳から2歳が中心ですが、3歳以上の子どもでも「懐かしい」と手に取ることがあります。短いお話なので、寝る前の1冊目として長く使えます。

Q. ボードブック版と通常版、どちらを買うべきですか?

0歳〜1歳の赤ちゃんにはボードブック版がおすすめです。丈夫で角が丸く、赤ちゃんが自分で触っても安全です。2歳以降なら通常版でも大丈夫です。

Q. 寝かしつけに効果はありますか?

効果の感じ方は個人差がありますが、短くてシンプルな構造なので、寝る前のルーティンに組み込みやすいです。毎日読むことで、「絵本を読んだら寝る」という習慣が定着します。

Q. パパが読んでも大丈夫ですか?

もちろんです。短い言葉と繰り返しのリズムなので、読み聞かせ初心者のパパでも安心して読めます。声のトーンで変化をつけるだけで、赤ちゃんは喜んで聞いてくれます。

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まとめ:赤ちゃんが最初に出会う夜の絵本として

『おつきさまこんばんは』は、1986年の発売以来、多くの親子に愛され続けている理由があります。

  • 短い・シンプル・繰り返しで、0歳から楽しめる
  • 林明子の絵が持つ独特の温かみと夜の美しさ
  • ボードブック版があるから、赤ちゃんが噛んでも大丈夫
  • 寝かしつけのルーティンに組み込みやすい

赤ちゃんが最初に出会う夜の絵本として、『おつきさまこんばんは』はこれ以上ない選択肢です。毎晩の読み聞かせが、親子の特別な時間になりますように。

Amazon・楽天ブックス・絵本ナビなどで購入できます。ボードブック版と通常版があるので、赤ちゃんの月齢に合わせて選んでください。

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この記事を書いた人

三姉妹のパパ「たっさん」です。
育休10ヶ月を取った30代会社員。
家族で実際に楽しんだ絵本・まんが・アニメを、
年齢別おすすめ・正直レビュー・パパ目線で発信しています。

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